ずっと魚になりたかった

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ずっと魚になりたかった

 

CDが届きました。

前作「nautilus」から2年半。
ようやく手元に届きました。

「ずっと魚になりたかった」

一曲一曲込めた想いはもちろんあるけど
それはまた別の機会、という事にして
タイトルについてだけ少し。

劣等感の塊みたいな僕は
いつも何かに憧れてばかり。

あれがほしいなぁとか
あいつみたいになれたらなぁとか。

うつせみでも歌ってるんだけど
いつもないものねだりばかりで
満たされないです。

バンドをしていてもそう。

あんな風に歌えたら
あんな曲が書けたら
あんなギターが弾けたなら

ずっと何かを羨んでばかり。

ここで言う「魚」とは
僕にとって水中を泳ぐ自由の象徴
みたいなものです。

僕はずっとずっと魚になりたいと願って
人を羨んで、時には妬んで生きてきました。
醜い塊みたいな自分。
そんな自分が嫌いで仕方なかった。

今作を作るにあたって
何度も何度も壁にぶつかって
ほんとに悩みました。
その度に嫌いな自分自身を責めました。
苦しかった。

そんな時に僕を支えてくれたのは
僕の周りにいる仲間や友達。
家族、先輩、後輩。
ライブハウスのスタッフさんや
スタジオのスタッフさん。
そしてsoratobiwoを応援してくれる皆さんと
他ならぬsoratobiwoのメンバーでした。

僕が僕でなければ出会えなかった人ばかり。
そう考えた時に思いました。

僕は僕で良かった。
別の誰かでなくて良かった。

 

「ずっと魚になりたかった」

 

「なりたかった」と過去形にしています。

この作品は
僕が僕自身でいることを受け入れた
決意の作品です。

そして僕の周りにいる
みんながいたからこそ出来た
繋がりの作品です。

だからこそ
みんなに聞いてほしいです。

nautilusという海底から這い上がって
自己中心的だった自分が
人の優しさに触れた
みんなを大切にしたいと思った

僕の
soratobiwoからの
愛の告白みたいな一枚です。

みんなに届きますように。


頼りない君のこと
いつも笑ってしまってごめんね

明日死ぬことがいつも怖い
昨日の事はすぐ忘れるのにな

盗んだ葡萄味のガム

本当に欲しかったのは
それじゃない

ずっとずっとずっと僕は
海を泳ぐ魚になりたかった

けど君はずっと強がって泣かない
最近どうしてるのかな

道を歩く息も出来ない
うまく泳げない君も人です

ずっとずっとずっと
誰かになりたかった
なれなかった

ずっと魚になりたかった
魚にならなくて本当に良かった

whitten by - 森本真伍

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