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青春のすべて
もういい年なんだけど
今更になって
「若さ」とか「恋」とか「友情」だとかに
思いを馳せて苦しくなる。
これにはきっかけがあって
僕の大好きなバンドが
「もう青春は終わったのだ」
と言って新しいアルバムを出して
僕はそのバンドに青春を感じていたし
少し悲しかったのだけど
ほんとに良いアルバムで、
その時に僕は僕自身の
捨てらない青春に気付いたんだと思う。
青春って
かっこ悪い方が
なんか青春な気がしてて
例えば
恋が実った事よりも
恋が破れた方が
なんか青春な気がする。
青春は甘いとはあまり言わなくて
甘酸っぱいだったり苦かったり
ちょっとそういう感じだよね。
青春=青い春
だなんてよく言うけれど
僕はあんまりそうじゃなかったなぁと
思って最近新しい曲を作りました。
たまには歌詞とかのせてみます。
良かったらまた感想とか聞かせて。
それで青春について話し合ったりしよう。
「青春のすべて」
天才ではないと気付いてしまった時
それでも何者にだってなれるって思った
早くない50mも跳べない跳び箱も未来も
机の上で全部思い通りにした
涙がこぼれたら いつもの場所に集合
ラムネを2つ買って乾杯をするんだ
溢れ出す熱や声が
ビー玉と混ざってきれいだねって
暮れて沈んでく育った街を見ていた
空回りばかり みっともない顔だらけ
どうにもならない夜が僕らの味方だ
僕たちの青春のすべては
思い出という言葉にはならない
何にだってなれるような
どこまでだって行けるような
秘密を分け合って 憧れは憧れのままで
魔法をかけて逃げるよ
涙に栞なんかいらないのさ
行こう
僕たちのこの日々は映画にはならない
あんなに笑ったのに
また一人ぼっちだって泣いた
僕らの春はちっとも青くなんてなかった
僕らの青はちっとも春に似合わない
盗まれた青春のすべてが
絶望と希望を混ぜるのだ
踊り方なんてわからない
だけど踊っていたいのさ
泣いたり笑ったり
感情は眠らず歌い出す
どうしようもない夜を駆けていくよ
それでも生きていくんだ
僕たちの青春のすべては
思い出という言葉にはならない
何にだってなれるような
どこまでだって行けるような
秘密を分け合って 憧れは憧れのままで
魔法をかけて逃げるよ
涙に栞なんかいらないのさ
行こう
才能なんかなくたって飛べ
whitten by - 森本真伍